不意にこんな疑問を感じたことはないでしょうか。
金の相場は、国内や国外で取引価格が大々的に公表されているものです。
それなのに、その製品を買ったり、売ったりするとき、なぜ業者や店舗によってその額に差が生じてしまうんでしょうか。
もちろん、アクセサリーなどを買うのであれば、デザインや加工にかかった値段、宝石の費用なども含まれています。
では、なぜ売却時でも額が異なってくるのでしょう。
それは、そこに業者の手数料が含まれているためです。
そして、これこそ各業者の金の売買価格の差を決定づけているのです。
貴金属買取業者の中には、近年の相場の高騰で一気に店舗数を増やしたところも多いと聞きます。
確かに10年単位で見ると右肩上がりで上昇しているのですが、その期間、全く乱高下がなかったわけではありません。
サブプライムローン問題やリーマンショックにおける世界的金融不安を背景に、金相場は大きく値下がりした時期もあったのです。
このとき、店舗数をいたずらに増やしていたせいで、廃業に追い込まれた業者もあったという話を耳にしました。
業者が店舗を運営するには、人件費や光熱費、テナント料など多額の運営費用がかかります。
また、貴金属を取り扱っている以上、防犯設備も万全でなければなりません。
これに対し、店舗数の少ない業者や、オンライン専門で店舗そのものを持っていない業者は、無駄な経費を徹底的に省き、その分他店よりも安い値段で販売したり、高い値段で買い取ったりと、顧客に適正価格を提供することができるのです。
つまり、複数の店舗を運営していない業者では、金も高い値段で買い取ってもらえる傾向があるということです。
インターネットに特化した業者では、広告費のコストも抑えられるのが強みとなっているようです。
テレビCMや中吊り広告を出すためには巨額の広告費が必要となります。
また、オンライン上で売買を行うと、顧客のニーズにも応じやすいという特長もあり、ネットに特化した業者は現在広がりを見せています。